真珠用語集 【や行】

  • 有機質層(ゆうきしつそう)
  • 文字通り有機物からできている層。有機物と言うのは総称ですから、その内容はさまざま。貝の臓器の一部もあれば、移植片の片割れもあるし、バクテリアによる腐敗生成物もあり、この真珠の中に閉じ込められているさまざまな有機物を言います。
  • 輸出検査法(ゆしゅつけんさほう)
  • export laboratory procedure
  • かつて日本には「真珠養殖事業法」という法律があり、その中で、輸出時には国の検査を受けることが決められていました。検査官は真珠の瑕疵(かし)を徹底的にチェックしました。薄巻、ドロ珠、割れ珠、荒れ珠等があるのです。それらの瑕疵を持つ真珠は国外にて品質低下が激しく、もって日本の真珠への不信、さらには国辱へとつながると判断したのです。その検査法は、専門官による北窓光線の下、目視評価でなされました。この法律は1998年12月、46年の歴史の幕を下ろしました。
  • ユニフォーム
  • uniform
  • 付けた時の美しさを考えて、中央部には大きめの珠、両端に行くほど小さく配置してあるアコヤ真珠の最も標準的なネックレス。一般的な7ミリのネックレスは、7ミリ以上7.5ミリ未満の珠が使用されており、鑑別書等には「7.0~7.5」と表記されます。
  • 養殖真珠(ようしょくしんじゅ)
  • cultured pearl
  • 貝を採取・育成し、貝体内に核とピース(ピース単独の場合もある)を挿入、その貝を漁場で育成して形成される真珠のこと。