真珠用語集 【た行】

  • 第三の真珠サトウパール(だいさんのしんじゅ)
  • 核に鉛系物質を使用し、特殊な方法で透明アクリル樹脂を巻き、中に雲母系顔料を入れます。従って、?れることもなく美しさを半永久的に維持できる高級模造真珠。人間の手で美しい真珠は作れないかと1962年に研究に着手、天然、養殖に次ぐ第三の真珠として1964年に製品化に成功しています。

  • タヒチ・パール
  • Tahitian pearl
  • 南太平洋タヒチ島近海のクロチョウガイから採取されるクロチョウ真珠を言います。

  • 淡水真珠(たんすいしんじゅ)
  • freshwater cultured pearl
  • 河川、湖沼に生息するイケチョウガイ、ヒレイケチョウガイ等を母貝として養殖された真珠。淡水養殖真珠とも言います。
  • 茶金(ちゃきん)
  • ゴールド系真珠の最高峰。黄色と言うより橙色に近い。「ちゃきん」と読む。真珠科学研究所が発表した『グレーディングシステム』の中で決められた品質基準をすべてクリアしたゴールド系シロチョウ真珠の最高品質ギャランティの特別呼称。→オーロラ茶金参照
  • 中珠(ちゅうだま)
  • middle sized pearl
  • 直径6.0ミリから8.0未満のアコヤ真珠。
  • 超極細繊維(ちょうごくさいせんい)
  • Microfiber
  • 通常の繊維の10分の1以下の細い単糸の集合であるこの繊維は、水と油を瞬時に吸い取るため、真珠の手入れ用クロスとして理想的な繊維。
  • チョーカー
  • choker
  • ネックレスの長さは16インチ(約40センチ)が基本で、チョーカーと呼び、チョーカーの約1.5倍がマチネ、約2倍がオペラ、約3倍がロープと呼ばれます。
  • ツインパール
  • twin pearl
  • 2個の真珠が連結した形で切れ目がなく、すべてに真珠層で覆われているものを言います。
  • テリ
  • Teri
  • 真珠で起きる光の干渉現象の総称です。干渉の色と輝度から現わします。
  • てり出し(てりだし)
  • ここで言うてり出しのてりの意味は、テリではなく艶のこと。テリは真珠の中から出てくる光沢、艶は表面の光沢を指す。表面に出来た微細な凸凹を除去するのですが、真珠層を一層剥いて新しい層を出し、次にクロスなどで拭いて艶を出します。
  • 天然真珠(てんねんしんじゅ)
  • natural pearl
  • 貝の中で偶然が偶然を呼んでできあがった産物。人類が最初に出会った宝石。
  • 同種間移植(どうしゅかんいしょく)
  • 移植片を取る貝とそれを受ける貝が同じ種族の場合をいう。現在の真珠養殖は殆どがこれに該当します。
  • どう珠
  • 胴珠と書き、浜揚げ珠の一定品質のものを指す。浜揚げ時における真珠の品質を量との関係で表すと三角形になり、頂上付近が「花珠」で数パーセントしかなく、低品質は底辺部分に該当。その中間に属する量的にもっとも多いものを、胴に該当させてこのように言います。
  • 当年物(とうねんもの)
  • one year pearl
  • 養殖期間が1年未満の真珠のこと。
  • 通糸連(とおしれん)
  • string
  • 真珠のネックレスに組む前に、仮糸で糸通しされたもの。業界内ではこの状態で取引することが多い。連とも言い、「つうしれん」と読んでいるメーカーもあります。
  • ドッグ・ネックレス
  • dog necklace
  • 犬の首輪をドック・カラーと言い、首にぴったり巻き付くタイプのネックレス。
  • ドブガイ貝殻(ドブがいかいがら)
  • 真珠養殖草創の頃、核の材質に何が適するかを巡って様々な模索が行われました。ガラス、大理石、さんご、瀬戸物等が試みられ、やがてカワボタン科の淡水産二枚貝の貝殻が材質として適していることが分かり、主として米国ミシシッピー河水系に生息する貝の貝殻に依存するようになりました。これらの貝を“ドブガイ”と総称しています。

  • ドロップ
  • drop
  • 真珠におけるドロップとは、径の長さが異なり、軸を任意にとった場合左右で対称性のあるものを言います。またパーフェクトドロップとは、PSLパールグレーディングシステムでは連続した対称性を有し短径:長径=1:(1.3~1.6)までのものと定義されています。