10月24日に講演会

真珠科学研究所は3月に真珠事典を刊行しましたが、その記念として10月24日に歴史研究者・美術史家として名高い山田篤美さんを迎えて講演会を開催します。山田さんは「真珠の世界史~富と野望の5千年~」(中公新書、2013年)を著していますが、著書は2部構成で、第1部は天然真珠を巡る歴史の旅。「邪馬台国をひも解くカギは真珠」「新大陸では真珠採取のために先住民が使われ、多くの犠牲者が出た」など、さまざまな史実が紹介され、第2部では養殖真珠の誕生とその後の真珠業界について触れ、養殖真珠の発明者は誰か、モードと真珠関連性など興味深い内容となっています。 講演会では、資料や写真を使用し、著書の内容を補う構成になる予定で、執筆に至る経緯を説明した後、古代日本の真珠や大航海時代の真珠に触れ、日本の真珠養殖では、真珠王国を築き上げた御木本幸吉の奮闘ぶりや1950年代の新聞記事などを紹介します。また、今後の展望では、見えてきた問題点や改善点を話す予定をしています。 講演会は10月24日(土)午後2時から、東京秋葉原アキバプラザ6階セミナールーム1で行われ、懇親会も同ビル1階のパブ「HUB」で開かれます。定員100名(先着順)、会費は講演会3000円、懇親会は4000円。 申し込みは講演会、懇親会の出席を明記し、氏名、会社名、住所、電話、FAX、Eメールを書いて、FAX(03-3834-7088)かメール(info@sinjuken.co.jp)で申し込むこと。電話(03-3834-7050)での問い合わせは担当者(井上、坂元)まで。