冠婚葬祭や卒入学式、パーティなど「式」のつく行事は少なくないが、そこでの装いのルールやマナーについて、確認したいこともあるはず。それを22項目に整理して紹介している「真珠の装いとマナー」(松本みさ著、真珠科学研究所発行)が刊行された。
A5版90ページ、定価1800円(税別)
著書では、真珠ネックレスをはじめリング、イヤリング&ピアス、ブローチなどアイテム別に特長や着装の仕方を解説、またパールジュエリーのコーディネート、着装のマナーにも言及している。大手真珠メーカーの商品、撮影協力により画像で例が示され、分かりやすく構成されている。
フォーマルでのルールでは一般社団法人日本フォーマル協会のマニュアルのもと、シーンごとに詳細に解説しているのも特長で、「それぞれのシーンにあった装いをすることは、その場所に集う多くの人の気持ちを考え、また主役になる人に対する気持ちを装いで表すことにもなります」として装いのイラストも掲載されている。
フォーマルは、喜びの席の昼と夜の正礼装にはじまり、喜びの席の昼と夜の準礼装、喜びの席の昼と夜の略礼装、悲しみの席の正喪服、悲しみの席の準喪服・略喪服とわかれ解説し、服装だけでなく、そこのシーンにふさわしいジュエリーも紹介している。
フォーマルでのジュエリーはパールジュエリーがほとんどで、「世界中で愛されている真珠は、真珠そのものの美しさや神秘がとても奥深いものがありますが、特に女性にとっては着けてこそ、より輝くものと思います」としてコーディネートすることを奨めている。