天女

第139回

私どもが発行している鑑別鑑定書の中で、テリ最強を強調する一連のシリーズがあります。「オーロラ天女」は、当社の「オーロラ花珠」の中で、特にテリが際立っていることを強調する特別呼称です。

その具体的証(あかし)は、輝度分布値(1980年代に熊本大学の相田貞蔵教授らが開発したテリの測定法)を測定する装置で、最高値の90%以上を示すこと、反射干渉光(球体である真珠のみに現れる、光の干渉現象を表す言葉)の放つ色模様が、赤から緑まで3色以上鮮やかに出現することの、2つの必要十分条件を備えていることに示されます。

それは、様々な色の花が咲き乱れる花園の上空を、3色の羽衣をなびかせてゆったりと舞う天女たちの姿を思い描いても良いのです。あるいは、光が演じる輝きと色彩の饗宴を、真珠という凝縮された舞台の上で鑑賞することを意味していると言っても良いでしょう。鉱物の宝石たちが決して真似が出来ない、真珠の究極の美しさを讃えている言葉なのです。