超テリ

第53回

最近の報道によると、日本の小学校4年生の40%が太陽が地球の周りをまわっていると思っているそうです。いわゆる天動説です。 しかしこれは、ある意味では当たり前のことです。日本のどこの地においても太陽は東から昇り、西に沈んでいくのです。 数百年にわたる人類の科学の到達点として地動説があり、それが教育の場で知識として伝承されているのです。 7年前の宝飾展でのことです。ある真珠を見て、私は衝撃を受けました。 目を射るような強烈な輝きの中に、七色が周縁部から中心部まで全面ににじみ出ている真珠、35年間まさに「こんな真珠見たことない」なのです。 この超テリとも言うべき現象は、これまでのテリの理論では説明できません。 いろいろな仮説を考え、様々な模索が続きました。そして得た結論は、これまでのテリの理論は逆立ちしていたということです。